京都の「はなくそあられ」は食べると
無病息災と信じられる「まじない食」です。
「はなくそあられ」は京都でお釈迦様が入滅された旧暦2月15日にあわせて
行われる涅槃会で、参拝者に授与されるものです。
名前は仏様への供物をあらわす「花御供」にちなみ、
お正月にご本尊にお供えした鏡餅をこまかく砕いてあられを作ります。
仏供のお下がりですね。
真如堂(天台宗)のものは老舗菓子屋の田丸弥で作られ「花供曽」と書きます。
あられには黒糖をまぶしてあり、ポリポリの食感で、おいしいです。
涅槃会の日だけ限定で授与されます。