まじない食WEB図鑑

旅エッセイスト吉野りり花が訪ねた 日本各地の「祈りの食文化」を紹介します

古代の塩づくりの秘密は海藻 藻塩焼神事

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古代にはどのように塩づくりが行われていたのか?

実際に見学できる神事があります。
7月4日~6日にかけて行われる「藻塩焼神事」です。
 
「藻塩焼神事」では海水を釜で煮詰めて塩を作ります。 
舟で海に出て汲んできた海水を
ホンダワラという海藻を使って漉し、
大きな釜で焚き上げ、1時間~2時間したら塩のできあがり。
できあがった塩は7月10日の鹽竈神社の例祭で神様に供えられます。
 
 
参列者にはできあがった藻塩が授与されます。
塩の大切さ、塩づくりの不思議を知ることができます。
 

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神道における塩とは?や

御釜神社の神釜が変事を告げる不思議については

ニッポン神様ごはん / 吉野 りり花【著】 - 紀伊國屋書店ウェブストア

で詳しく紹介しています。