古代のすしはこんな形 エトエトの神饌
地域の方が何日もかけてたくさんの神饌を準備します。
昔からの作り方を守り続けている分、準備もとても大変です。
写真はエトエトの神饌のひとつである「めずし」。
どうやって作るか見当もつきませんよね。
これは酒粕をボールのように丸め、指で穴をあけ、
琵琶湖の魚・ボテジャコを生きたまま突き刺します。
なんでそんなことを?と思ってしまいますが、
これは魚をお酒に酔わせることで、
神様に少しでも新鮮なものを召し上がっていただくためで、
古代のすしの原型とも言われます。
古代の食文化がそのまま残されているんです。
まさに「食のタイムカプセル」ですよね。
こういうところも神饌やまじない食を知る面白さのひとつだと、私は考えています。
御供づくり。伝統を受け継ぐ「手」

めずし
境内にずらりと並べられた神饌
昔から変わらない作り方を守る神饌