まじない食WEB図鑑

旅エッセイスト吉野りり花が訪ねた 日本各地の「祈りの食文化」を紹介します

大祓とまじない食 大宮八幡宮/夏越の大祓と玉串団子

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神道の考え方では常に清らかな状態であることを大切にします。

元々は日本神話のイザナギノミコトの禊祓を起源とし、

 禊をすることで清らかな状態をとりもどせると考えます。

現在でも全国で行われている大祓は、半年に一度、穢れを祓うことで

禊とし、厄除を願うものです。

大祓で茅の輪をくぐるのは蘇民将来伝説に由来します。

 

六月は夏越の大祓、十二月は年越の大祓と呼ばれ、

大祓詞を唱え、切麻で半年間の穢れを祓い、人形(ひとがた)に穢れを移すなどし、茅の輪を三回くぐって無病息災を祈ります。

 

東京都杉並区の大宮八幡宮では初穂料を納めて

夏越の大祓に参列した参拝者に、

茅の輪守りと福笹が授与され、

直会として玉串団子がふるまわれます。

 

誰でも参列できますし、まじない食を気軽に体験できる機会ともいえます。

私も、フリーランス仲間の会合でまじない食ミニツアーを開催し、皆で参列してきました。

 

 

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