まじない食WEB図鑑

旅エッセイスト吉野りり花が訪ねた 日本各地の「祈りの食文化」を紹介します

茄子が夏の毒消しに 狭山のなすとっかえ

f:id:lyrica_yoshino:20200416153154j:plain

 

埼玉県狭山市諏訪神社で行われる「なすとっかえ」は、

諏訪神社の神様にお供えするお祭り。

この茄子を食べることで

 

「夏の毒消し」になると伝わります。

諏訪神社の裏手の沼に棲む竜神が、夏の病に苦しんでいたところ、

住民が投げた茄子を食べたところ治ったという言い伝えが起源だそうです。

以来、住民は家から茄子を持ちより、

神前に供えた茄子のお下がりと「とっかえ」て、

夏の病除けを祈ります。

 

 

f:id:lyrica_yoshino:20200416153212j:plain