昔の人は、舞い散る花びらにのって、疫病が流行ると信じたそうです。
奈良の大神神社と狭井神社で春の花が散る頃に行われる祭りが「鎮花祭(はなしずめのまつり)」
疫病退散を祈る祭りです。
神様に薬草のスイカズラとユリネをお供えし、祈ります。
新型コロナの感染流行拡大が懸念されている2020年の今年は、
この祈りが身にしみます。
疫病除けの食文化については
下記エントリー
でも詳しく紹介します。
この日は全国から製薬関係者が集まり、献薬も行われます。
狭井神社へと続く「くすり道」を進む神職さんたち。
鎮花祭については『ニッポン神様ごはん』の第4章に
全14ページ、たくさんのカラー写真とともに収録しています。
ご興味ある方はぜひお読みください。
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